未経験からの挑戦で自信とやりがいが持てるようになった理由。
リテール・サービサーとしての歩み
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)のリテール・サービスは、店舗出店を検討する企業やオーナーに寄り添い、立地選定から契約、将来を見据えた調整までを支援する専門チームです。市況やトレンドの変化が激しいリテール市場において、短期的な条件だけでなく、中長期の事業戦略を踏まえた判断を支えることを強みとしています。
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド
リテール・サービス
アソシエイト・ディレクター
新野 友里恵
日本語と英語の両方を活かせる環境を求めてC&Wへ
リテール・サービスとはどのような仕事なのでしょうか?
新野(以下、同):リテールとは、店舗など小売業が入居する不動産の賃貸仲介をする仕事です。テナント側につく「テナントレップ」とオーナー側につく「オーナーレップ」に大別されます。テナントレップは、テナント側の要望や意向を聞き、出店計画を見込んだうえでの店舗仲介を行っていく業務です。一方、オーナーレップは、テナントの入れ替えや新規開発時にテナントの構成を検討したり、リーシング活動をしたりする業務です。私はテナントレップを担当しています。
C&Wを選んだ理由は?
私は生まれも育ちもハワイなのですが、両親が拠点を日本に戻すタイミングで、日本での就職を考えるようになりました。ハワイは観光業が中心で、語学力を強みとして専門的に活かせる仕事の選択肢が限られていたため、日本語と英語の両方を活かせる環境を求めてC&Wにたどり着きました。
海外企業を含む不動産取引は、言語力だけでなく、交渉力や調整力、相手の意図を汲み取る力が求められる仕事です。国や文化の異なる人同士をつなぐ役割を担える点に魅力を感じました。当初は不動産に関する知識もほとんどなく、挑戦の連続でしたが、経験を積む中でこの仕事の奥深さに惹かれていきました。
また不動産に関する専門知識だけでなく、最初は日本語のビジネス用語にも苦労しました。敬語の使い方からメールの打ち方まで一から学ばせていただき、今ではようやく自分の強みを表現し、活かせるようになったと感じています。
今の自分の業務に手ごたえを感じるようになったのはいつ頃からですか?
現在、入社して13年ほどになりますが、振り返るとここ5年ほどで大きく変化したと感じています。もちろん、それ以前からやるべきことには向き合ってきましたが、経験を重ねる中で、判断や提案に対する手応えを実感できるようになったのは比較的最近のことです。
一方で、海外での生活が長かったこともあり、言葉の壁を越えて相手の気持ちを橋渡しする役割には、以前から自信を持っていました。単に言葉を翻訳するだけでは、必ずしもその意図や背景までは伝わりません。文化や法律、価値観の違いを理解したうえで、相手が本当に伝えたいことを汲み取り、双方にとって納得感のある形に落とし込むことが重要であり、それができることが私の価値でもあると思っています。
業務を通じて感じる自身の成長。これからも変化を楽しみたい
C&Wでの働き方はいかがですか?
海外のお客様が多いので、どうしても時差の関係で営業時間外にオンライン会議などをすることもあります。また、お客様の来日に合わせて物件の下見やご案内をすることもあるので、スケジュールは流動的になりがちです。ただその分、勤務時間は柔軟に調整できるので、無理なく業務ができています。
とくに印象的だったプロジェクトを教えてください。
最近、銀座でオープンした店舗を担当していたのですが、ご相談から新店舗のオープンまで9年間を要しました。というのも、最初は定期借家契約の再契約のご相談だったのですが、建物が古く、オーナーの希望もあり建て替えを必要としていました。解体が始まる1〜2年前から急ピッチで新店舗を探し、幸運にも新築物件が見つかった為スムーズにオープンまで導くことができました。ただ、テナントは建て替え後のビルに戻ることを希望していた為、新店舗の賃貸条件や期間の調整にも苦労しました。
結果、建て替え後のビルに戻って改めて店舗をオープンしたわけですが、この案件は私自身の成長と共に歩んだと感じています。ご相談いただいた当初はまだ周りのサポートを受けながら業務にあたっておりましたが、建て替え後のビルで店舗を再オープンするときには、私も一人で案件をまとめられるような状態になっていました。時間を要した案件ではありますが、非常に印象深い案件でしたね。
リテール・サービスのやりがいは?
リテール・サービスは不動産業の中のごく一部の業務でしかありませんが、市況や流行、経済動向などが変わればニーズが大きく変わっていく動きのある業界だと思います。こうした変化を私自身すごく楽しんでいるので、これからもずっとリテール・サービスに携わっていきたいですね。たとえば私は今、韓国のエンタメや文化に興味があるのですが、近年は日本で出店する韓国企業も増えてきました。この5年ほどは、私自身の成長に加え、市況やトレンドなど外的な要因も私の業務を後押ししてくれているように感じます。
若い人材を率いるポジションにもなってきましたし、今後はチームをより大きく、厚くしていきたいと思っています。私と同じように日本語や不動産業に強みがない人、あるいは逆に英語が得意ではない人にも、私のようなバッググラウンドがある人間もいるということを知ってもらって、どんどんジョインしてもらいたいです。